輝く女性たち

伊藤麻美さん / FMしまばらラジオパーソナリティ・カボチャテレビキャスター・Ring婚活アドバイザー

 

しまばら守護神「しまばらん」と一緒にFMしまばらスタジオで

 

【コミュニティFMのパーソナリティ・ケーブルテレビのキャスター】

 

 子育てがひと段落し、仕事を探していた時にコミュニティFM局でのパーソナリティの仕事を周囲から勧められました。幼少期から音楽や演劇などを学び、学生時代からオペラやミュージカル、ロックバンドなどの活動を続けていたこともあり、たくさんの人に自分の声を届けられることや音楽の力で島原のまちにエールを送れることに魅力を感じ、挑戦しようと決めました。

 入局時、先代の社長から「子育て中なのはこちらも承知の上、無理がないように働いてね。そして何より楽しんでやってください」と優しい言葉をもらい、「子育て」と「やりがいある仕事」の両方がかなえられたことは、とても幸せなことだと思います。

 県外からの移住者である私にとって、地域密着型の番組づくりは地元の方との交流の場でもあり、またこの土地に受け継がれてきた文化や風習などを教えてもらえる貴重な機会となっています。

 反対に、「よそもん」ならではの感性でつい見過ごされがちな土地の魅力をすくい、発信していくこともやりがいのひとつです。

 また、一昨年からスタートしたタウンニュースのキャスターとしての仕事を通して、第二のふるさとの皆さんに顔を覚えてもらえるようになり、町で声をかけていただけることも増えました。そんな時には「よそもん」ではなく、町全体がファミリーのように温かく感じられ、ますます島原への愛着が深まります。

 

【婚活支援事業「Ring」】

 

 ふるさとから遠く離れた島原での生活は、子育てを通じて知り合った友人たちに支えられていた面が大きく、良い出会いがあった事に心から感謝しています。

 島原の子育て支援センターで、自分と同じように遠方からの移住者や転勤族のママさんたちと多く知り合うことができました。自分の親・兄弟から子育てを手伝ってもらえない生活の中で、ママ友同士で手を差し伸べあい協力し、楽しい事ばかりではない子育ても乗り越えてこられました。

子育て支援センターで知り合ったママさんたちは、言わば戦友のような存在です。

 戦友の中のひとり、坂本直子さんと「結婚」「子育て」「田舎での暮らし」などについて話す中で「自分たちだからこそできるサービスが、あるのではないか」と、知恵を絞りアイデアを出し合って生まれたのが婚活支援事業「Ring」です。

 結婚後は、夫婦での協力が必要不可欠であること、島原には優しく穏やかで働き者の男性たちが結婚相手を探すことに難しさを感じていること、専業農家の後継者問題、深刻な少子高齢化問題…。ほかにも「Ring」を立ち上げるために背中を押した要素は山のようにありましたが、一番の原動力は自分自身の経験でした。

 島原は、子育てのしやすさ、新鮮で安心な食環境に恵まれ、田舎ならではののどかさ、利便性のバランスがとれたコンパクトシティ、どれもが誇れる土地だと思っています。私自身が、安心して家庭を築くことができたこの土地での生活を、心からお勧めしたいと考える私たちにとっての婚活支援は、「誰かのお手伝い」という意味はもちろんありますが「この土地への恩返し」でもあります。

 主婦業の傍ら、小さな子どもを抱えながら新しいフィールドに踏み出す不安はもちろんあります。

「自分たちも誰かの役に立てるかもしれない」「この土地で子育てをすることの喜びをひとりでも多くのひとに感じてもらいたい」という気持ちがいつも不安を吹き飛ばし、手探りながらも挑戦を続ける毎日です。

 

 

男性向け魅力アップセミナーイケ男塾では、人柄がよりいっそう伝わるコミュニティ術をお伝えしています

                                          (更新日:31年3月)

ライフ年表

33歳 島原市で第一子出産
35歳 コミュニティFM局「FMしまばら」にてラジオパーソナリティ・リポーターとしての活動をスタート
37歳 地元ケーブルテレビ局「カボチャテレビ」にてタウンニュース番組のキャスターに
38歳 子育てを通じて知り合った友人・坂本直子さんと婚活支援事業「Ring」を立ち上げる
39歳 島原市と共同で農業男子に特化した婚活イベントを開催

  • 現在の仕事(活動)を始めるきっかけ又はやりがい
  • やりがいは何と言っても携わった人たちの幸せそうな笑顔を見られることです。
    Ringのイベントで知り合った男女が入籍し、揃って報告に来てくれた時は、うれし涙が止まりませんでした。

  • 仕事(活動)と家庭の両立で工夫していること
  • すべて完璧にこなせるわけではないので優先順位をいつも考えるようにしています。
    わたしにとっての1番は自分と家族の健康、2番は心の安定です。
    体調が悪いときは無理をしないこと、イライラするぐらいなら家事も手抜きをすること。
    家族が同じように考えてくれているからこそ実践できるのがありがたい限りです。

  • 座右の銘(好きな言葉)
  • 【人生が差し出した酸っぱいレモンを、レモネードに変えられるかどうか】

    大好きな海外ドラマの中のセリフです。
    苦い経験や恥をかくことも後になって、「おいしい」と思えたら素晴らしいですよね。