輝く女性たち

川元理恵さん / ジパング鍼灸治療院・エステルーム 副院長 はり師きゅう師・エステティシャン

【2015年に大村駅前アーケードで鍼灸治療院兼エステサロンを開業】

 大村駅前アーケードで「ジパング鍼灸治療院・エステルーム」というお店を、夫婦で営んでいます。お店は今年で4年目になります。

 当院では、脉診・腹診・舌診を用いた古典的な東洋医学と、最新の現代医学を組み合わせた鍼灸治療を行っています。

 身体の不調は内臓の働きの悪さや「循環の乱れ」から起こるので、それをはりやお灸で改善して行こうという施術です。

 「循環の乱れ」とは、血流・水分代謝・ホルモンバランス・自律神経・神経伝達などの乱れです。

 ですので、西洋医学で原因不明と言われた疾患や、不定愁訴、病院に行くほどでもないけど何か調子が悪い、という「未病」の状態にも対応出来ます。

 美容鍼でも「肌は内臓の鏡」と言われるように、肌トラブルの原因となる内臓と身体の中の「循環の乱れ」を整えることに重きをおいています。

 私は元々エステティシャンでしたが、エステのお手入れをしてもなかなか改善しない浮腫みやニキビ・肩こりや関節の痛みなどがあり、お金をかけて通って下さっても改善しないというもどかしさを感じ、それらのお悩みの原因は何なのか知りたい、原因から何とかしたいという思いが強まってきました。

 薬を飲んでも改善しない持病を抱えていたり、薬の副作用での浮腫みや頭痛などでお悩みの方もいらっしゃいましたので、薬が悪いという訳ではなく、薬を飲まなくてもいい身体作りをしたい、それには東洋医学がいいのではないかと鍼灸師の免許を取得しました。

 結局今は身体の治療は夫、美容の施術は私という形で役割分担をしていますが、元々美容の施術は好きですし、ジパングにご来院下さったお客様・患者様には、必要やニーズに合わせて健康も美容も提供できますので良かったと思っています。

  

 

 

川元理恵さん

 

 

 

ジパング鍼灸治療院

 

【大阪から家族で移住。お客様0からのスタート】

 夫の母方の祖父母が西海市の離島におり、現在岡山にいる主人の両親がゆくゆくは長崎に移住して祖父母の面倒をみたいということで、長男である主人と私・当時1歳の娘と3人で基盤を整えるために、2015年に両親より先に大阪から移住して来ました。

 見知らぬ土地でお客様が0からのスタートであったこと、長崎に来てみて分かったことですが、鍼灸にあまりなじみがない地域であったことで、当初は苦戦を強いられました。

 鍼灸の本場は関西なので、大阪では部活でケガをした時に鍼灸治療を受けるというのは割と一般的なことですが、こちらでは鍼灸を受けたことがあるのは年配の人くらいで、鍼灸って何に効果があるの?という感じでした。

 鍼灸の良さやお店の事を知って貰うために、Facebookやブログの更新をし、交流会に顔を出したり、講座を開いたり、起業系のセミナーに参加したり、時間が許し考え付く限りのいろんなことを頑張りました。

 おかげさまで口コミや今話題の美容鍼を中心にお客様・患者様も増えてきました。

 当院では、新規来院の8~9割が口コミなのですが、施術を受けて良かったと感じたお客様・患者様が、お店のチラシをお友達や近所の方に配って下さったり、ご主人やご両親、お子さまを連れて来て下さいます。応援して下さる温かいお客さまに恵まれて、とても有難く思っています。

 来年には夫の両親も大村に移住してくるので、1つの目標を達成したような感じです。

 

 

【仕事とお店が生きがい】

 元々は両親を元気にしたい、人に喜んで貰いたいという思いで始めた仕事でしたが、そのうちに心と身体を健康にしたい、健康になったら次は幸せになってほしいと、「癒し」→「健康・美容」→「幸せ」とどんどん欲が出てきてのめり込んでいます(笑)

 難しい症状やお悩みもあるので、人の身体や心の仕組みなどもっと勉強する必要があり、この仕事は一生勉強だなと思いますが、学ぶことも楽しいです。

 マッサージや美容鍼の施術が大好きですし、お客様・患者様といろんなお話をすることも楽しく人生勉強にもなります。

 「頭痛や生理痛で薬が手放せなかったが、必要なくなった」「身体が元気になり、今年の夏は夏バテしなかった」「鏡や写真で自分の顔を見るのが楽しくなった」などと喜んで頂いて、やりがい・生きがいを感じさせて貰っている毎日です。

(更新 平成30年9月)

 

 

美容鍼の施術

ライフ年表

21歳 大学時代、人の心と身体を癒す仕事を一生の仕事にしようと決意
22歳 エステティシャンとして就職。リゾートホテルや大阪のサロンで経験を積む
28歳 鍼灸専門学校の夜間部に入学。昼間はエステサロンで働く
31歳 はり師きゅう師の免許を取得。大阪の鍼灸整骨院に就職
32歳 結婚。33歳の時、妊娠を機に独立、自宅サロンを開業
35歳 大村市に家族で移住。夫婦でジパング鍼灸治療院・エステルームを開業

  • 現在の仕事(活動)を始めるきっかけ又はやりがい
  • 大学時代の就職活動時、友人達があれがしたいこれになりたいと目を輝かせて話をしているのを見て「私もそういうわくわくするような生涯を懸けてする仕事がしたい」と思いました。
    そんな気持ちで本屋を歩いていると、ふと「人の心と身体を癒す仕事」という本が目に飛び込んできました。
    私はこれだ!!と思いました。
    ちょうど両親にいろいろあり元気がない時期で、何とか元気になってほしいと感じていました。
    身体に触れ、マッサージをすることで両親に喜んで貰えるのではと思いました。

  • 仕事(活動)と家庭の両立で工夫していること
  • 私は夫と2人でお店をしていますので、たまに夫婦げんかをしてガス抜きをしています(笑)
    注意してくれる人がお互いしかいないので、仕事の面では細かい事でもあえて注意し合い、困ったり悩んだりした事は話し合い、お互いの気持ちを理解し方向性を合わせるように心掛けています。
    それで口論になったりするのですが、問題を解決し仕事も家庭も上手くやっていくために必要なケンカであると、お互いに認識しています。

  • プライベート(休日)の過ごし方
  • まずは、平日に行く保育園、日祝はホリデー保育、病気の時は病児保育と、3つの保育園を掛け持ちして頑張ってくれている娘孝行。
    そして私達夫婦も疲れを取り、また元気に施術できるようにリフレッシュしたいので、温泉に行くことが多いです。
    娘も温泉好きなので助かります(笑)

  • 座右の銘(好きな言葉)
  • 【和顔愛語】

    辛い時でも笑顔でいると良いことが舞い込んでくると思いますし、愛のある言葉で心が救われることがたくさんあります。
    仕事の上でも愛のある言葉や笑顔はタダで出来る最高のサービスだと思います。
    人を傷つけたくないですし、自分が出した言葉や行動は自分に返って来ますので、結局は自分の為かもしれません。

  • これからしたいこと(今後の目標)
  • 鍼灸や東洋医学の良さをもっと沢山の方に知って貰い、浸透させたい。
    その為に東洋医学の冊子を作りたいです。
    東洋医学を分かりやすく解説し、不調の時や健康維持の為に、生活の中で使いやすいようにまとめたいです。
    子育てが落ち着いたら、夜もお客様の施術をしたり、移住してきた女性が幸せに生きるためのコミュニティーを作ったり、もっとバリバリ活動していきたいです。

  • 後輩女性へのメッセージ
  • 長崎県は創業後も支援機関がいくつもあり、どこもプロフェッショナル。
    困った時は一人で悩まず専門家への相談をオススメします。
    私たち夫婦は施術の勉強はしてきましたが、経営は素人。
    事業計画から、経営相談・効果的なチラシの作り方・補助金のことなど、いろいろ相談にのって頂き、成果も上がりました。
    どの機関も上から目線ではなく、とても親身になって相談にのって下さいました。