輝く女性たち

竹内紗苗さん / 五島列島の小さな菓子工房「花野果」(はなやか)

 

 2018年4月から、新上五島町小串郷の菓子工房を先輩移住者で友人の岡本幸代さんと2人で受け継ぎ、2代目花野果として活動しています。

 上五島で古くから親しまれているかんころ餅やふくれまんじゅう、かりんとうを手作りしています。

 

 先代の師匠たちから受け継いだレシピをもとに、島の素材を使って新商品の開発に取り組んでいます。

 かつて島の特産品だった甘夏を活用し、爽やかな甘みが特徴の「甘夏かりんとう」のほか、最近では「飛魚(アゴ)」の粉末を贅沢に使った「飛魚スパイスかりんとう」を発売しました。

 新商品を出した時に「この味が一番好き!」「島の新しいお土産になるね」と言っていただけることが何より嬉しいです。

 

 

 

  

岡本幸代さんとサツマイモ畑で

「GOTOマルシェ」でかんころ餅つき

 

  先代の味に少しでも近づけるように、試行錯誤しながら毎日作業に励んでいます。

 

 かんころ餅もふくれまんじゅうも、かつては各家庭で作られていましたが、高齢化や人口減少によって家庭で作る習慣がなくなってきています。

 上五島の食文化を次世代に伝えるという大きな役目を、自分の人生をかけて全うしたいと思っています。

 

(更新 平成30年9月)

 

ライフ年表

 0歳 奈良県橿原市で生まれる
22歳 中日新聞社に就職。新聞記者として働く
29歳 同僚の夫と結婚
30歳 地域おこし協力隊として新上五島町に移住
33歳 2代目花野果として活動を始める

  • 現在の仕事(活動)を始めるきっかけ又はやりがい
  • 地域おこし協力隊の任期中に、高齢化などを理由に後継ぎを探していた「花野果」の皆さんと出会いました。
    岡本さんは夫とともにサツマイモなどを生産しており、かんころ餅だけではなく、原料となるかんころ(茹で干ししたサツマイモ)の生産もどんどん減っていることを肌で感じていました。
    原材料を少しでも自分たちで作りながら、島の食文化を一緒に残していこうと、2人で後継ぎすることを決めました。

  • 仕事(活動)と家庭の両立で工夫していること
  • 仕事に関しては、お互いを信じて干渉しないようにしています。

  • プライベート(休日)の過ごし方
  • 岡本さんの息子(4歳)と一緒に海に行ったり、ドライブに行ったりして遊んでもらっています(笑)

  • これからしたいこと(今後の目標)
  • 2018年8月に「GOTOマルシェ」というイベントを屋外で開催しました。
    食べ物や雑貨の販売のほか、夕焼けをバックにしたサンセットライブの他、私たちはかんころ餅つき体験を企画しました。
    上五島を丸ごと楽しんでいただけるようなイベントを今後も定期的に開催していきたいと思っています。